ピクサー映画《WALL・E》【ウォーリー】を見た感想や小ネタ!!※ネタバレ含みます!!
数年前に初めて出会った映画。
単なるロボット同士の恋愛映画じゃありません。
社会風刺も盛り込まれた、観る人の心をグッと惹きつける作品。
是非エンドロールの最後まで観てほしいです。
この記事の目次
WALL・E【ウォーリー】の基本情報!!
- 原題:WALL・E
- 2008年: アメリカ
- 監督:アンドリュー・スタントン
- 製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ
WALL・E(ウォーリー)のあらすじ
地球上がゴミで埋め尽くされた未来、人間達はより良い生活を求めアクシオムと呼ばれる巨大な宇宙船の中で生活していた。
地球にはBNL社のロボット達が残されゴミ収集を行っていた。しかしいつしかロボット達は壊れ、最後の一台となってしまったウォーリーが700年以上地球上のゴミを集め、いつしかウォーリーがゴミで作ったビルのような建築物がいつも立ち並ぶほどになっていた。
そんなある日、宇宙船から派遣された調査ロボットEVE(イヴ)がやってくる。
ずっとひとりだったウォーリーは、EVEに恋をする。
しかし、イヴは一本の植物をみつけると、インプットされた命令に従い、
植物を自らの体内に収納し宇宙に戻っていく。
イヴと離れたくないウォーリーは、帰還用ロケットに張り付き一緒に宇宙に飛び出していく。
≪WALL・E≫【ウォーリー】を見た、私の簡単な感想!!
日本で上映された時はこの映画を観た事がなく、彼におすすめされたことがきっかけで2年ほど前に初めて観ました。
見た感想を簡潔に、一言で言うと、
めっちゃ良い!!(簡潔すぎますね 笑)
登場する個性豊かなロボット達。
とにかく可愛いんです。
WALL・Eの映画を再生し初めてウォーリーのフォルムを見た時、
正直、「え。見た目あんまし可愛くないなぁ。最後まで観れるかな。」
が第一印象でした。
でもそんな感情は一瞬でどっか飛んでいきましたね。
ゴミの中からお気に入りを見つけてコレクションしたり、
人間のような感情を持っていたり。
そしてウォーリーがドン臭くて笑えるんです。
笑えるんですが、中には切ない気持ちにさせられる場面も。
- 映画の冒頭30分ぐらいは、イヴとウォーリーが少し話すぐらいのセリフしかなく表情や動きだけで表現されてるんですが、まんまと引き込まれましたね。
セリフが無い分感情移入しやすいのかも知れません。
≪WALL・E≫【ウォーリー】のネタバレや小ネタなどを紹介!!
※この先少しネタバレ(小ネタもあり)含みます。
見たくない方は回れ右して下さい。。
イヴを追って宇宙船と共に、
人類の住処であるアクシオムに到着するのですが、
そこでは自力では歩けないくらいに退化しブクブクと太った人間たちが
ホバーチェアに寝転がって生活をしていました。
それを見た時は、
いずれ人類の未来はこうなるのではないかという恐怖さえおぼえましたね。
反乱を起こすロボ。
何も出来ない人間。
ありえない未来ではないような気がします。
手を叩いて注文するとロボットが即座にそれを届ける。
主従関係としては人間の方がロボットより上なのでしょうが、
何もしないでただ座っている人間はただそこに居るモノにしか見えず、
それとは逆に自分の任務を全うし、
黙々と働いているロボット達の方が「生きている」というように感じました。
そんな皮肉もこの映画の魅力ではないでしょうか。
≪WALL・E≫【ウォーリー】を含むディズニー映画のトリビア!!!
ディズニー映画にはいくつものトリビアが存在します。
もちろんこの作中にも。
- トイ・ストーリーシリーズのあの恐竜とあの車
トイ・ストーリーシリーズに登場する〈レックス〉が居たり、
ゴミの山の中に過去作品に多数登場するピザプラネットの車があります。
作中のモニターに映し出されるシルエットがそうではないかといわれています。
- ピクサーのロゴといえば
ウォーリーがイヴの為に作ったオブジェの右腕に、ピクサーのロゴでお馴染みの電気スタンド〈ルクソーJr.〉が描かれています。
- ウォーリーが太陽光でエネルギーをチャージした際の完了音
1996年以降のMacの起動音。
☆iPodが登場したり、イヴのデザインがAppleっぽい(実際イヴの造形デザインはiPodのデザイン責任者の[ジョナサン・アイヴ]。イヴの名前はこの方からとられたもの。)
この作品は中でもApple好きには嬉しい要素がいっぱいです。
- イヴがウォーリーに話す言葉
イヴが最初に話しかける時に使った言葉の1つは『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』でジャバ・ザ・ハットが使うハッティー語である。
最後に、
- コード【 A113 】
アクシオムの自動操縦装置AUTOに設定された極秘任務のコードネーム。
この【A113】は多数の作品に見られる。
- インクレディブル・ファミリー
- インサイド・ヘッド
- カーズ
- カーズ2
- カーズ/クロスロード
- カールじいさんの空飛ぶ家
- ザ・シンプソンズ
- トイ・ストーリーシリーズ
- バグズ・ライフ
- ファインディング・ニモ
- ファインディング・ドリー
- プリンセスと魔法のキス
- ベイマックス
- Mr.インクレディブル
- メリダとおそろしの森
- モンスターズ・インク
- モンスターズ・ユニバーシティ
- リメンバー・ミー
- リロ・アンド・スティッチ
- レミーのおいしいレストラン 等。
1986年2月3日に設立されたピクサー。
後に活躍する多くのクリエイター達が、
「California Institute of the Arts カリフォルニア芸術大学」
の出身で、彼らが在学中に使っていた教室が「A113」。
この魔法の教室。
この教室があったからこそ素晴らしい作品の数々がこの世に生まれたのでしょう。
作中この数字や他作品のキャラ等を探すのも楽しみの一つになりますね。